『永遠の0』、『海賊と呼ばれた男』などを手がけた百田尚樹による小説『フォルトゥナの瞳』(新潮文庫刊)が、このたび映画化されることが決まった。 主人公の木山慎一郎は、幼少期に起きた飛行機事故で家族を失い、友人も作らず孤独に仕事のみに生きてきた。しかし、ある日「死が近い人が透けて見える能力」を持っていることに気づき、生活が一変してしまう。他人の死の運命を目の当たりにするうちに、「死の迫る人を救いたい」という思いに彼は葛藤する。そんな折、偶然入った携帯ショップで桐生葵に出会う。明るく、自分に対し夢や自信を与えてくれる彼女に心惹かれていき、初めて孤独だった彼の人生に彩りが生まれる。互いに惹かれあった2人は幸せな日々を過ごしていくが、ある日葵の身体が透けはじめてしまう。 主人公の青年・木山慎一郎を演じるのは、神木隆之介。数えきれないほどの出演作を持つ神木だが、同作では初の本格ラブストーリーに挑戦する