競合ブランドを公然と挑発する形となるため、話題性は抜群でも、炎上リスクも大きく、日本では事例の少ない「比較広告」の手法。ソーシャルメディアの時代に威力を発揮するインタラクティブなマーケティング戦略の、興味深い事例をご紹介する。 仏ル・フィガロ紙によれば、フランス最大のファーストフードチェーンなのはマクドナルドで、その店舗数は1400。対して4年前にフランスにカムバックしたばかりのバーガーキングはわずか45(うちドライブ18)。 勝負にならないように見えるが、仏国内に400店舗を持つチェーン、クイックをバーガーキングが買収することになり、トップ争いに参戦。緊張が高まるなか、マクドナルドがまずは広告合戦を仕掛け、先手を打つことに。 マクドナルド陣営の広告代理店TBWA Parisは、Facebook、Twitter、Instagramなどのソーシャルメディアに、バーガーキングを名指しで皮肉る比