NHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』。再放送を含め700回以上がオンエアされるが、まだ第1週目の放送が終了したばかり。ヒロインは有村架純。東京オリンピック開催となる1964年に茨城から集団就職で上京する女の子を演じる。 ここでは先月行われた会見のなかから、ドラマ『ひよっこ』のポイントや見どころについて制作統括・菓子浩氏のコメントを紹介する。 --1964年を題材にしたドラマや映画は多いですが、この時代を知らない人にはどういう気持ちで観てもらいたいですか? 朝ドラでは、この時代を扱ったものはあまりなくて、戦前戦後が多いんです。高度成長期の折り返しくらいが東京オリンピック。それをきっかけに東京の街も今のような姿に変わるし、どんどん経済的にも発展し先進国の仲間入りをします。一方で、ライフスタイルも変わっていって、核家族化が進んだり、農村から人がいなくなったりして廃れていきます。ある意味エポックな