年末年始にかけて、囲碁界を騒がせていた謎の棋士「Master(マスター)」の正体が、AI棋士として著名な「AlphaGo」の改良版であることが分かった。 「Master」は2016年末に突如として囲碁サイトに出現し、海外の著名棋士らを次々破ったほか、2017年始には囲碁サイト「野狐囲碁」において、日本のトップ棋士の1人である井山裕太六冠とみられる人物と対局し、勝利を収めていた。 その後、ネット上では、「Master」が何者なのかさぐる動きがあったが、ついにGoogleを傘下に持つAlphabetの子会社「DeepMind」のCEOであるDemis Hassabis氏が、コンピューター囲碁プログラム「Alphago」の改良版であることを、Twitter上で明かした。 「Master」との対決に敗れた中国の古力九段は、人間とAIが協力して囲碁の未知なる次の手を考える日が近そうだとコメントしてい