すでに紹介したことがあるが、小桧山さんの画像は、説明するより、見たほうがいい。要するに全体にピントがあった虫の写真だが、これはコンピュータで合成するしかない。小桧山さんはその専門家なのである。 虫は小さいから、もちろん画面で見れば、かなりの拡大になる。その迫力に加えて、全面にピントが合っているから、細密画のような印象を同時に受ける。こうした画像が普及すれば、世間のものの見方もかなり変わるかもしれない。 精密に見た虫の世界は、驚きに満ちている。じつに凝った美しさである。しかも構造の詳細を見ると、こんなものがどうしてできて来るのかという、いわゆる自然の驚異を感じる。「神は詳細に宿る」。 それはともかく、またまたラオス。若原君の一行には、今度は大学院生が二人、加わっている。愛媛大学の山迫君と、北大の蓑島君。山迫君はカミキリ、簑島君はガムシ。全員で六人だから、前回とあまり変わらない。虫採りの大集団
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