正面から見ると…バックミラーから見たら… 「院病民市立市山岡」? しかも、字が左右ひっくり返っている? 車のバックミラーで見ると、「正解」が分かります――。岡山市立市民病院(岡山市北区)が、救急車のボンネットに表示する病院名を「鏡文字」にして走らせている。 緊急走行の際、道路を空けてもらいやすいようにと採用した。車を運転中にサイレンを聞いてバックミラーを見れば、後ろから来る救急車を一目で確認できる。 同病院によると、救急車の鏡文字は欧米では一般的。国内でも徐々に浸透しており、車の更新に合わせ採用した。 県内では、玉野市消防本部が2000年から採用し、救急車5台に「AMBULANCE」(救急車)の鏡文字を使っている。 「デザイン的にもインパクトがある。漢字も考えたが、対向車から見ると理解されにくいかもしれず、英語を選んだ」と同本部。車庫前に駐車していると、道行く人から、「これ何?」