JFEエンジニアリングは4日、新方式の集光型太陽光発電システムを開発したと発表した。敷地内に多数配置された集光装置で太陽光を集め、タワーに取り付けられた高効率太陽電池によって発電する仕組み。発電容量当たりに必要な敷地面積が、従来型太陽光発電システムの約半分になるのが特徴だ。今回、本社(横浜市)に設置した実証プラントで安定運転に成功。大型化へ向けた技術開発を進め、2013年度までに国内外での商用化を目指す。 「タワー集光型太陽光発電システム」は、環境省の技術開発事業を三鷹光器(東京都三鷹市、中村勝重社長)と共同で受託、開発を進めてきた。並行して商用化を進める太陽熱発電システムの技術を応用した。太陽追尾式の反射鏡制御装置(ヘリオスタット)により、太陽光エネルギーを150倍程度に集約。タワー頂上に取り付けられた太陽電池のレンズでさらに5倍集約し、通常の700倍程度の太陽光で発電を行う。 太陽電池
ジェット気流で風力発電--。東京農工大学の長坂研准教授は未来の風車として、ジェット気流に風車を浮かせて発電する「風船型風車」の開発を進めている。風車と送電線ワイヤー内にヘリウムガスを入れ、風船の様に浮かせる仕組み。地上300~1千メートルでは毎秒約50メートルの風が安定して吹いており、出力変動の少ない電力を年間を通して安定して得られるという。今年度中に出力1キロワットの風車を地上20~30メートルに浮かせて実験し、3~5年後をめどに100キロワット規模の風車をジェット気流まで浮かせる計画。将来的には数百キロワット規模の風船型風車の実現を目指す。 地上に立地する従来の風車は、風況の関係で立地場所が限られるほか、風況変化に応じて出力が大きく変動するため、電力系統への影響が大きい。このため山の上や洋上に風車を設置する動きが出ているが、出力変動は一定のレベルまでしか下がらないうえ、建設コストがかさ
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