新郎新婦にとって人生の晴れ舞台である結婚式。通常は当日2~3時間前に会場入りするものだが、ごく稀にいつまで経っても主役である新婦(新郎)が現れないことも。 化成メーカーに勤める本山裕さん(仮名・46歳)も若いころ、式当日に新婦にドタキャンされた経験を持つ。あれから21年過ぎた今でも、忘れられない苦い思い出だと話す。 「私は予定通り3時間前に式場入りしましたが新婦の控室とは別ですし、てっきり彼女も来ていると思っていたんです。様子を見に行こうとすると『まだメイク中ですから』と式場の方に言われ、会えずにいましたがこのときはそんなものかと思い、深く考えてはいませんでした」 自身の控室で家族や親族と話をしながら式が始まるのを待っていたが、途中で両親が式場の係の人に呼び出されて退出。10分ほど経って戻ってくると、衝撃の事実を聞かされたそうだ。 「母に『裕、落ち着いて聞いてね。実は、○○さん(新婦)がま