2005年12月末、有限産業すきま風の探検はらはら氏と都内で駄弁っていた時に筆者が図に描いたのが以下のようなものであった。 『週刊少年マガジン』および『マガジンSpecial』で連載中の小林尽・作の漫画『School Rumble』(以下「スクラン」)は、人間関係が非常に入り組んでいるように見えて意外とシンプルなのだということを図で表したのが拙稿≪一目でわかる『School Rumble』の恋愛関係≫であったが、しかし局所に注目すれば、やはり複雑怪奇なラブコメの様相を呈しているのだった(2006年1月現在♯160,♭35の時点)。 中心人物である周防美琴が、周囲に花井春樹、今鳥恭介、麻生広義、と美形所の男性キャラを押さえているばかりでなく、それぞれの関係者達(結城つむぎ、俵屋さつき、ララ・ゴンザレスなど)から感情の矛先を向けられている点に注目してほしい。また、図の中の三角形はそのまま三角関