若い頃。 地元ではコンテストに入賞できるレベルのバンドをやっていた。 高校卒業と同時に解散したものだと思っていたら 大学1年の夏 彼女たちは新しいボーカルを入れて活発に活動していた。 何もいってくれなかったことへの言葉にできない寂しさ。悔しさ。 そのことについて誰にもいうことができないまま 私は他の友人と音楽を始めた。 それはそれなりに楽しかったが やっぱりずっと心には以前のバンドへの思いがあった。 翌年になって、彼女たちから連絡があった。 彼女たちはプロになりたがっていた。たくさんのコネも持っていた。 私よりもはるかにうまい新しいボーカルといろんなステージに立っていた。 それでも賞を取ることができない。 そこで今度のコンテスト、二つの地区でエントリーして出ることにしたというのだ。 その一つの地区に出て欲しいという。 私は何もいわずに引き受けた。 結果、私が出た方の地区で優勝し 結果的に再