最近では、単に上記の料金収受の目的だけでなく「ロードプライシング」や道路財源調達の方策としての「走行距離課金」( VMT Fee または MBUF)に使用するシステムにとしても世界的に注目され、ドイツのアウトバーンなどでは、後でふれるように既に実用化されています。 両者とも、基本的にはETC技術と共通する部分が沢山あり、この分野への展開も間近に迫っていると考えます。(世界の動向「走行距離課金」をご覧ください。) ロードプライシングは、大都市の中心市街地に入る車に課金して公共交通機関への転換を図り、交通量を抑制して交通混雑を緩和する政策ですが、ノルウエーのオスロで1990年に始まったのが最初のようです。最近ではロンドン、シンガポールのロードプライシングが有名です。 ロンドンは2003年2月から始められました。「混雑課金」(Congestion Charging)と呼んでいます。平日の朝7時か
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