前回、発達障害の特性を捉える上では『情報の入力、入力された情報の理解・判断、遂行』の過程を捉えることが大切だということをご説明しました。 今回は私がこの過程を考える際によく使っている例えをご紹介したいと思います。 それは、『カメラ』です。 人は3つのカメラを使って生活していると考える カメラに例えるということは、私が働きだした頃に国立秩父学園(現在は国立障害者リハビリテーションセンターの一組織のような位置付けになっているようです)という発達障害療育の総本山のような施設の研修を受けた際にお伺いし、その後自分なりに解釈を重ねて下記のような捉え方として利用している考え方です。 人は、下の図のような3つのカメラを使って生活していると考えます。 ①1カメは、自分目線で、自分から見た相手や周囲を映しているカメラです。 ②2カメは、相手目線で、相手からどのように見えているかを映しているカメラです。 ③3