先日、千葉県収用委員会で土地区画整理組合に対し損失補償を求める内容の裁決申請を行ってきました。 申請内容が珍しかったのか、千葉県収用委員会の運営が再開した平成16年以降、千葉県内で2件目であり、全国の土地収用裁決事例集(全国収用委員会連絡協議会編)には10件程度しか掲載されていない類型の申請事件であるとのことでした。 さて、関連して、気になったので、千葉県収用委員会について調べてみると、異様な経緯を辿っていたことを知りました。 成田空港建設問題で紛糾した時期、暴力によって千葉県収用委員会は完全に機能不全に陥ったようです。 戦後日本にあって、統治システムが暴力によって機能不全に陥った希有なケースといってよいでしょう。 暴力行為の内容は、相当に激しいものでした。 昭和63年9月21日、千葉市内において帰宅途中の千葉県収用委員会会長(弁護士)が鉄パイプ等で武装した数人の男に襲撃され、重傷を負わさ