ときどき見かける、近代的な建物たちに追いやられ、すごく窮屈そうにしている神社が気になる。 同情を禁じ得ないほどに土俵際まで押し込められた神社たちの姿は、明日、いや今日の僕らの姿かも知れない。そんな彼らを見届けるために、僕は小さな旅に出た。 【アキバのど真ん中の片隅にある激セマ神社】 まずはヲタとPCの街、秋葉原。こんな現代的な街の代表格でも、時代に追いやられた神社はある。 メイン通りから1つ路地に入ると、フッと静かになる それが大通りを1つ入った、秋葉で長年有名なホビーショップ、リバティー前にある花房稲荷神社(はなぶさいなりじんじゃ)だ。 隣は工事中。フェンスに矢印がある 狭い狭い、建物の間に入ると 鳥居が見えてきた 狭い狭い小さな路地裏に、それとは不似合いに大きい鳥居が現れる。現在の社(やしろ)は戦後、地元民が再建したものだが、神社そのものは江戸時代からこの地にあったとか。 出典:千代田