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  • 成熟と多様化の10年 70年代SFの諸相

    成熟と多様化の10年 70年代SFの諸相 大野万紀 早川書房「SFマガジン」00年10月号掲載 2000年10月1日発行 一九七〇年代を語るキーワードには、けっこう暗く、後ろ向きなものが多い。しらけ、挫折、内向、ミーイズム、モラトリアム、逃避的で自己中心的なライフスタイル、おまけに石油ショックだ公害問題だとくる。当時を生きてきたぼくらからすれば、何でそこまでいわれるの、というくらいのものだが、まあ客観的にはそういう時代の雰囲気があったと認めざるを得ない。六〇年代後半からの、変革を求める全世界的な盛り上がりが、なにやら期待はずれなまま腰砕けとなり、ベトナム戦争が終わってみれば今度はそのベトナムと中国戦争したりして、理想と思っていた社会のあり方も色あせ、かといって現実世界の難問はこつこつと地道に取り組むには荷が重すぎる、人類は月までいったのに、その道は後へと続かなかった。しらけ鳥は南の空へ飛

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    REV 2019/09/18
    “七〇年代のSFの浸透と拡散の中で、はっきりした文学的指向をもたず、現実逃避的で自己中心的な読者の、低いレベルの要求に迎合した大量の習作を書きとばすという、顔のない作家たちのイメージ” 40年前から
  • SFセミナー2004レポート

    5月1日、昼前に東京へ到着。今年のSFセミナーはいつもと会場が違うので、迷ってはいけないと、昼抜きで地下鉄を探す。まあさほど迷うこともなく半蔵門線の永田町駅で降りる。さすがにこのあたりは地下鉄の出入り口も道路の辻にも警官が立っていて警戒している。会場の星陵会館ホールは坂を降りてすぐ見つかったが、そのすぐ隣が、イラク人質事件で家族が集まっていた北海道東京事務所だったのはびっくり。今は誰もいないが、ほんの何週間か前はTV局やらいっぱいいたのだなあ。 会場に入ると、青井美香さんがいた。この辺で事のできるところはなさそうだね、という話をし、ローソンでおにぎりをたくさん買って来る。会場に戻っておにぎりをべながら、青井さんと雑談。昔の早川の木造社屋のこととか。そうこうしていると中村融さんがやってきて、今年いっぱい翻訳が出ているが、それはずっと前にやった仕事がたまたま重なっただけなんですとのこと。

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    REV 2012/02/06
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