■エジプト:マラウィ博物館修復に向けた国際的取り組み 【カイロ:サーミル・スライマーン】 国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、考古遺物の損傷修繕のエキスパートや専門家を含む派遣団を送り、上エジプト・ミニア市のマラウィ博物館で破壊されたエジプトの考古遺産修復の支援をすると発表した。博物館の襲撃と破壊は、解任されたエジプト大統領ムハンマド・ムルスィー支持者たちによるラービアならびにナフダ広場での座り込みを治安部隊が強制排除した直後に起こった。 派遣団は、博物館の収蔵品でダメージを被った物を修復し博物館を自然な状態に戻す計画を立てることに加え、ユネスコが歴史的遺産として登録している数々の歴史的建造物やモスク、教会、修道院に及んだ破壊の規模算定を支援する予定である。 ユネスコのエジプト政府代表ムハンマド・サーミフ氏は、エジプトの考古大臣と共に、今後数週間のあいだにユネスコでワークショップを開催