北朝鮮の動向に、こどもじみた対応しかできないアメリカのトランプ大統領に対して、軍事衝突を避けさせる最大のメッセージを出したのは、中国です。 「北朝鮮が先制攻撃を仕掛けたら、中国は静観する。」これは、当然の話ですが、 次に、「アメリカが先に攻撃を仕掛けたら、中国は、アメリカと韓国に断固とした処置をとる。」と言います。 これは、見事なメッセージで、北朝鮮が孤立無援に追い込まれことで「窮鼠猫を噛む」の行為を避けることを助けています。アメリカが国際法上違法である先制攻撃(過去にアメリカは幾度も国際法を犯す先制攻撃をしています)をしたら、中国は北朝鮮に味方する、というメーセージは、北に無茶な行為を思いとどませる効果があり、また同時に、 アメリカの先制攻撃による戦争遂行という愚かな選択への圧力にもなっています。 北の暴走ばかりが注目されますが、アメリカの出方こそが最大の問題であることを知らないのでは、