東峰十字路事件とは、1971年9月16日に千葉県成田市で発生した殺人事件。新東京国際空港(現成田国際空港)建設予定地第二次行政代執行の後方警備に出動した神奈川県警察特別機動隊を反対派のゲリラ集団が襲撃し、隊員3名が殉職した。 概要 三里塚闘争の詳細と第二次行政代執行までの流れは成田闘争を参照。 事件発生までの動き同年2月から3月に行われた、新東京国際空港建設予定地への第一次代執行時には数千人単位の一般市民(野次馬)が現場に押しかけ、それらの者が支援学生らのアジテーションを受けて投石を行うなどの機動隊への妨害を行ったことにより、警察の代執行警備は著しい支障を来した。 同年8月末には千葉県警警備本部が、その教訓から第二次代執行においては支援の反対派のみならず一般市民をも代執行現場に近づけない方針を立て、計9000名を動員して団結小屋の外周を検問線(ピケット・ライン)で三重に包囲するという「三重