「シーサイド道路」は47年前、鹿島臨海工業地帯の開発に伴い開通した。 封鎖前は1日5000台以上が通行していた。 今では封鎖された場所を通ろうとすると通行料を請求されるという。 封鎖されたことにより交通量が激減し、周辺の商店にも影響が出ている。 事の始まりは、父親が道路沿いにある土地を購入したことだという。 調べたところ、購入した土地の一部に道路約90m分がかかっていることが判明した。 父親は旧波崎町を相手取り、土地の境界線をめぐって裁判を起こした。 1審は敗訴したが、控訴審で逆転勝訴し道路部分を含む約1000坪が私有地として認められた。 父親は買収交渉に応じなかった。理由として8年に及ぶ裁判で 全財産を使い果たしたことと、老人ホームを作れなかったことだという。 2005年、旧波崎町と旧神栖町が合併し神栖市が交渉を引き継いだ。 交渉額が半減したことで交渉は決裂し、11年前に父親が障害物を起