当時16歳のパレスチナ人アヘド・タミーミさんが、イスラエル軍兵士に平手打ちなどの暴力を振るったとして、逮捕・勾留され、現在、懲役10年の刑に処せられる危機にあります。 確かに暴力は許されるものではありませんが、兵士は銃や防護ヘルメット、防弾服を身につけており、重装備した兵士にとって、素手による抵抗が脅威であったとは言えません。彼女に科せられようとしている刑罰はあまりに重いものです。 弁護士によるとタミーミさんは、長時間の過酷な尋問、家族への脅迫を受けています。取り調べ中の拷問や虐待は言うまでもなく国際法で禁じられていますが、未成年者の収容は必要最小限の場合にとどめ、最終手段として用いられなければなりません。 【更新情報 2018.03.22】 3月21日、タミーミさんは、軍事裁判所から禁錮8カ月と罰金5,000シェケル(約15万円相当)を言い渡されました。この判決は子どもたちの権利を無視し