このところ残暑は続いているけれど天気は秋めいてきて、ゲリラ豪雨のニュースを聞くことも少なくなった。 今年の夏は、気圧配置のせいなのか、ヒートアイランド現象や地球温暖化のせいなのか、ゲリラ豪雨と名付けられた集中豪雨がよくあった。そのための被害もでて、一時期はニュースでもよく特集されていた。私も急な豪雨に降り込められてコンビニエンスストアで雨宿りしたこともあったし、家のなかで雷が鳴っているのを、パソコンが故障しないか不安で落ち着かない気分で聴いていたこともあった。 確かに今年は、豪雨の数も多く、その激しさも大きかったような気がするし、ここ数年、豪雨が増えているような印象もある。やはり、ヒートアイランド現象の影響もあるのだろうか、という気になっていた時に、「半七捕物帳」のなかの、「雷獣と蛇」という作品で、半七老人が次のように語っているのに突き当たった。 しかし昔にくらべると、近来は雷がならなくな