Jリーグの野々村芳和チェアマン(50)は5日、臨時実行委員会後にオンライン会見を開き、新型コロナウイルス対策として禁止されている「声出し応援」をサポーターが繰り返したJ1浦和の運営責任を問い、上限2000万円の罰金処分を科すことを裁定委員会に諮問すると明かした。今後、同様の事案が起こった場合には、無観客試合や勝ち点剥奪も含めた厳しい処分をを与える考えも示した。 【写真】真っ赤に染まった浦和サポーターの客席 繰り返される「声出し応援」 浦和は5月21日の鹿島戦(埼玉)の試合前に大勢のサポーターが集まり、応援歌(チャント)を歌うなど大声を出して選手バスを鼓舞。今月2日のG大阪戦(パナスタ)でも運営検証対象外の試合だったにもかかわらず、サポーターが応援歌を大合唱したことで大きな批判が巻き起こっていた。 2つの事案を重く見た野々村チェアマンは、浦和が「Jクラブの責任」について定めたJリーグ規約第5