宮城県大衡村の跡部昌洋村長(66)が19日、村議会に辞職願を提出した。跡部村長は、村の女性職員から「公務中にセクハラやパワハラ行為を受けた」として1千万円の損害賠償を求める民事訴訟を仙台地裁に起こされ、村長の不信任を決議した村議会を17日に解散していた。 村によると、村長の後援会幹部が19日朝、村長名で辞職を申し出る書面を村議会事務局に提出した。書面には「このたび一身上の都合により退職したいので申し出ます」などと書かれていた。 跡部村長は「私事で大変お騒がせして誠に申し訳ない。村議会解散という重い決断をしたので、自らも村長の職を辞することにした」とするコメントを発表した。 地方自治法によると、村長が辞職する場合、20日前までに議長に申し出なければいけない。大衡村は議長不在だが議会事務局長が代行し、20日後の4月8日付で辞職が認められる。村長選は村議選と同じ4月21日告示、26日投開票の見通