噴出する中村邦夫相談役、大坪文雄会長に辞任を求める声! 過去の経営判断ミスを認めない限りパナソニックの再生はない 「パナソニックの中村邦夫相談役は役員退職金を会社に返還して相談役を返上し、同様に大坪文雄会長も会長職を辞任すべし」といった怒りの声が一部の大物OBや現役幹部から噴出し始めている。 現在のパナソニックは、ご承知の通り2年連続で計1兆5,000億円を超える当期純損失を計上、1950(昭和25)年以来の無配に転じる。その原因が、中村邦夫・大坪文雄両社長時代の経営戦略にあるからだ。 経営戦略に失敗は付き物で、過去の経営者の責任をいちいち追及していては、誰も「攻めの経営」ができなくなるといった指摘も受けそうだが、パナソニックの場合は「人災」の様相を呈している。中村邦夫氏と大坪文雄氏は経営判断上のミスを犯した。その責任は重く、免れることはできないと筆者は考える。中村相談役と大坪会長の経営責