この日の屋久島は,地元に住んでいても滅多にない程,大気がクリアだった。吐噶喇列島もかなり先まで見える。かなりの数が火山島だが,噴煙を吐く諏訪之瀬島までは,結構距離がある。 本土だと早期米でも刈り取りはお盆のちょっと前ぐらいなのだが,既に稲刈りが始まっていた。ちなみに屋久島ではお茶っ葉も,全国一茶摘みが早いと聞く。奄美もかつてはお茶も米も作っていたが,今は実質,殆ど作られていない。味や生産性でハンディがどうしても出てしまうので,品種改良でチューニングしようとも,ジャポニカの主戦的な品種を使う場合,この島辺りが南限なのかもしれない。 良い場所だが,放棄水田も手前の水温が高い棚田からじわじわ来ている。