地球温暖化防止とごみ減量などのためにレジ袋の無料配布を中止していた埼玉県川口市のサミットストア川口赤井店が、3月3日から無料配布を再開することを決めた。買い物客の理解が得られず、売り上げが減少したことが理由だ。 川口市では、市と市内のスーパー12社19店、市民団体の3者が協定を結び、平成20年11月からレジ袋の無料配布を中止してきた。川口赤井店が無料配布を再開することで、配布を中止している店は18店となった。 サミットによると、川口赤井店では無料配布を中止してから、前年比で6~7%売り上げが落ちたうえ、客からは「どうして無料で配らないのか」との声もあったという。 川口市は「無料配布の再開は残念。このようなことがあってもレジ袋削減には取り組んでいく」としている。