ブックマーク / trivial.hatenadiary.jp (50)

  • 螺旋追走曲 ――CANON PER TONOS―― - 一本足の蛸

    再録にあたって この小説は去る2005年5月4日に自室の大掃除をした際に発見したものである。400字詰原稿用紙に鉛筆で下手な字で書かれていて、判読には困難を極めた。執筆時期は明記されていないが、おそらく1980年代半ばのものと思われ、原稿用紙は変色していた。しかも、掃除が終わった頃には再び大量の書籍や雑誌の山に埋もれてしまい、今に至るまで行方不明である。 ここに再録するのは、従って原稿用紙手書きヴァージョンではなく、その後1991年に同人誌に寄稿したヴァージョンである。この同人誌も大掃除で発掘したものだ。 なお、この小説には明らかな誤字・脱字*1や著しく拙い表現*2が散見されるが、時代背景を考え、また作者が故人同然であることから、あえて原文のままとした。 丘の上の古い館で彼女は生まれた。彼女は十八人姉妹の末っ子で、生まれた時から両親はいなかった。彼女は十七人の姉と共に暮らしてきた。 1 三

    螺旋追走曲 ――CANON PER TONOS―― - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2015/03/30
    2005年。「リディアの住む時に・・・」と似てる。
  • 読書に両性の別はあるか? - 一本足の蛸

    見出しの「両性」とは男女の性別のことだが、そう書くと「男」が「女」の前に出るし、それを嫌って「女男」と書くのは少しやり過ぎの感がある。いっそ「嬲」はどうか、などとあらぬことすら考えたが、結局は「両性」に落ち着いた。あまり日常的には使わない言葉かもしれないが、日国憲法第24条で用いられている言葉*1だから悪くはない。なお、ふだんから「男女」という言葉を忌避しているわけでもなければ、言葉狩りなど毛頭考えていませんので、誤解なきよう。 さて、読書と性別ということについて考えてみる気になったのは、次のような文章を目にしたからだ。 「文庫女子」フェアが色々ひどすぎた - 田舎で底辺暮らし この文章は大きく3つの部分から成っている。 紀伊國屋書店渋谷店が行った、男子書店員が選んだ女性に読んでほしいの企画への批判 トーハンと出版社12社が行った「文庫女子」フェアへの批判 前2者に対抗した、女性におす

    読書に両性の別はあるか? - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2015/01/04
    そういえば大島弓子は男にはわからないとか言う女性もいるみたい。
  • 「意識の流れ」と見取図 - 一本足の蛸

    あまり時間がないので推敲なしで走り書き。 こんな文章を読んだ。 『僕は友達が少ない』の見取り図のなにが悪いのか - 転々し、酩酊 なぜ皆は『僕は友達が少ない』の図に違和感を感じないのか/なぜ僕は違和感を感じるのか - 転々し、酩酊 ここ数年、ライトノベルはほとんど読んでいないので『僕は友達が少ない』も名のみ聞く程度。当然、その内容について云々する資格はない。ここでは、「小説の中に挿入された見取図」に対する違和感について考えてみたい。なお、上のリンク先では「見取り図」という表記を用いているが、ここでは「見取図」を用いる。特に深い意図はありません。 さて、『僕は友達が少ない』は一人称の小説だそうだ。一人称の小説というのは簡単にいえばある人物の視点から見聞きしたことや、その人物の考えたことなどを「私は……を見た」とか「私は……と考えた」というふうに一人称で語っていく小説のことだ。もちろん「私」で

    「意識の流れ」と見取図 - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2014/06/13
    一人称の語り手が死ぬ話で死にゆく内面が書かれていると、これは誰が書いたのだろうと不思議な感じがする。神の視点が一人に固定されていると考えればいいのだろうけど。
  • 空き店舗に重税を! - 一本足の蛸

    以前、こんな文章を読んだ。 シャッター商店街の敵は"豊かさ"!? (No.966) | 経営からの地域再生・都市再生 [木下斉] 昔ながらの商店街が衰退する理由についてはさまざまな人がさまざまな意見を述べているが、ここでは「シャッター商店街の所有者たちは、お金がなくてシャッターを閉めるのではなく、お金があるからこそシャッターを閉めておける」という重要な指摘がなされている。似たようなことは以前、藻谷浩介氏の講演でも聴いたような記憶がある*1が、意外とまちづくり系のや行政資料では書かれていることが少ない。 ともあれ、「お金があるからシャッターを閉めておける」というのが事実であるなら、シャッターを開けさせるにはお金を奪うのがいちばん有効ということになるだろう。「お金を奪う」というのは物騒な言い方だが、要するに空き店舗に高率の税をかけて、他人に貸すなり売るなり自分で店を開けるなりしないと損をする

    空き店舗に重税を! - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2014/03/22
    税金対策の栗畑みたいな店が増えたりして。
  • 誕生日が1月11日である人の確率 - 一本足の蛸

    たとえば、どこかの街角で、たまたますれ違った見知らぬ人の誕生日について考えてみよう。その人の誕生日が1月11日である確率はどれくらいか? もちろん、その人の誕生日については何も情報を持っていないのだから、特定の日が誕生日だと思われる理由もなければ特定の日が誕生日ではないと思われる理由もない。そうすると、確率はだいたい1/365と考えるのが普通だろう。 ここで「だいたい1/365」とあいまいな書き方をしたのは、閏年を念頭に置いているからだ。もし閏年ではない年に生まれたということがわかっている場合なら、1月11日に生まれた確率は1/365と言えるが、今の想定では、その人の生まれた年が閏年かそうでないのかがわからないので、「だいたい」がつくわけだ。 「だいたい1/365」では満足できない人は、計算してもう少し細かな数値をはじき出すかもしれない。閏年は4年ごとにあるので、4年をひとつの単位と考える

    誕生日が1月11日である人の確率 - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2013/01/12
    実際のデータだと誕生日は均等ではなく確率にでこぼこがありそうな気がする。たしか曜日では多い日と少ない日があるというのを何かで読んだような。
  • 矮小化された小松左京 - 一本足の蛸

    、買います―消えていく日の国土 作者: 平野秀樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/09メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログを見るこのは「小松左京の慧眼」と題する節から始まり、小松左京の「日売ります」からの引用文が冒頭に置かれている。『日、買います』という書名自体が「日売ります」の捩りであることは一目瞭然だ。しかし、小松左京のスケールの大きさに比べると、このの視野の狭さは如何ともしがたい。 小松左京は日が地球上から消えてしまうという話をいくつか書いている。もっとも有名なものは長篇『日沈没』だが、短篇では「日売ります」のほか「日脱出」という作品もある。消えてしまうわけではないが外部世界から隔離されてしまうという話には「物体O」があり、長篇『首都消失』もその変形と言えるかもしれない。 一方、『日、買います』が主に扱っているのは、外国資

    矮小化された小松左京 - 一本足の蛸
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    ROYGB 2012/11/09
    土地は買うことは出来てもそれを持っていくことが出来ないというのが、SF作品と現実との違いかも。
  • 何を書いているかが理解できない - 一本足の蛸

    支倉凍砂『キタイのアタイ』 Illustration/国道12号 | 最前線 支倉凍砂の小説を久しぶりに読んだ気がする。 いや、気がするだけでなく、実際に久しぶりだ。 『狼と香辛料』の最後のほうは買うだけ買って積んであるし、『マグダラで眠れ』も買うだけ買って積んである。 マグダラで眠れ (電撃文庫) 作者: 支倉凍砂,鍋島テツヒロ出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2012/07/10メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 245回この商品を含むブログ (61件) を見る支倉凍砂に限らず、ライトノベルは最近全然読んでいない。読める気がしない。読める気がしないのだから買わなきゃいいのだが、それでも買ってしまうのは惰性というもの。惰性で積まれるがかわいそうだが、なに、には感覚がないから自分が読まれているかどうかを知ることはないし、には感情がないから自らを哀れむこともな

    何を書いているかが理解できない - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2012/09/15
    双子を二人の子供に読み替えれば理解可能かも。http://d.hatena.ne.jp/ROYGB/20120916#p1
  • 亜愛一郎が狼狽するレベル - 一本足の蛸

    乗客の金沢市の会社員女性(22)は「ハーヴェストは安いので一番多く使っている。朝ニュースを見て、ちょっと怖いなと思ったけれど、同じ事故は2回は起こらないと思う」。東京から旅行で金沢を訪れていた会社員男性(31)は、行きも帰りもハーヴェスト社が企画したツアーバスを利用する。「こんな事故があって不安だが、かえって引き締めて運転してくれるのではないか」と話した。 ええと、こういうのなんて言うんでしたっけ? 正常性バイアス? 違ったらごめんなさい。 正常性バイアスとは - はてなキーワード なあに、かえって免疫力がつくとは - はてなキーワード

    亜愛一郎が狼狽するレベル - 一本足の蛸
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    ROYGB 2012/04/30
    生レバーよりは原子力発電に近いかも。
  • 幼児が数分で解ける問題なら、大人なら数秒で解けるはず - 一本足の蛸

    某所*1経由で知った問題を解いてみた。見出しでは「数秒」と書いたが実際には30秒ほどかかった。 どういう過程を辿って解答に到達したのかを述べる前に、まず問題を掲げる。ただし、問題文は英語で書かれていて読めないので、数式(?)のみ。 8809=6 7111=0 2172=0 6666=4 1111=0 3213=0 7662=2 9313=1 0000=4 2222=0 3333=0 5555=0 8193=3 8096=5 1012=1 7777=0 9999=4 7756=1 6855=3 9881=5 5531=0 2581=??? ぱっと見て最初に思ったのは、「これは等式ではない」ということだ。当たり前のことだが4桁の数と1桁の数が等しいわけがない。等式ではないということは左辺と右辺を交換したときに式が成り立つという保証はない。なら、この数式もどきの「=」は矢印か何か別の記号に置き換

    幼児が数分で解ける問題なら、大人なら数秒で解けるはず - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2012/04/12
  • 軍拡競走 - 一本足の蛸

    ニセ科学批判界隈が気持ち悪い - ならなしとり経由で専門家と素人のあいだに - とらねこ日誌経由で福岡伸一の幻想を破壊してみた - ならなしとりを読んだ。 これは蝶と草の関係についてもあてはまります。植物側は葉をべられたら生きていけないので葉に毒物を持って葉をべるやつらを排除しようとします。それに対しべる側の蝶もその毒物を解毒するような酵素を進化させて対応します。そして植物もさらに防御を多様化、強化して、それに応じて蝶も対抗していって・・・という流れになります。これを「軍拡競争」といいます。この結果、蝶は自分の草しかべられないスペシャリストになりました。 この記事は確か書かれた頃に一度読んだ記憶があるのだが、「軍拡競争」という言葉に特に注意を払わなかった。軍事用語を用いたアナロジーとして読んで特に違和感がなかったからだ。 この梨さんによる素晴らしい反論も、赤字で示した部分に見ら

    軍拡競走 - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2012/03/21
    もともとの“ほかの種の領域を侵さないように自分の分際を守る”という話も、わかりやすく比喩的表現を使ったもので云々…、といいわけできなくもなさそう。他種と競合しないことが生存に有利に働く場合はありそう。
  • 二つの格差と通奏低音のためのトリオソナタ「地方都市」 - 一本足の蛸

    権利を主張するのは義務を果たしてから? またご冗談を……。 - デマこいてんじゃねえ!を読んで、なるほどなぁと思うとともに若干の違和感を覚えたので、少し書いておこう。 なにもできない赤ん坊だろうと、生きる権利はある。権利には「先天的なもの」とそうでないものがあるのだ。無人島で独り生活する人にも「生存権」はある。他者の存在とは無関係な、絶対的な権利というものがこの世にはある。 それに対して、責任や義務は後天的だ。他者の存在が――すなわち社会がなければ、責任も義務も生じない。 無人島で独り生活する人に生存権があるかどうか、というのはちょっと微妙だと思う。より極端なケースとして、人類最後の一人が、独り生活するというような状況を考えてみると、そこにはもはや生存権はないのではないかと思う。いや、「生存権がない」という言い方は不正確かもしれない。むしろ、こういうべきだろう。人類最後の一人にとって、生存

    二つの格差と通奏低音のためのトリオソナタ「地方都市」 - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2012/03/10
    「冷たい方程式」
  • マイケル・サンデルと「カレー味のウンコ」の哲学 - 一本足の蛸

    予め断っておくが、この小文はハーバード大学のマイケル・サンデル教授とはほとんど関係がない。ではなぜこのような見出しにしたのかといえば、第一に人目を惹くためであり、第二にウケ狙いであり、第三以降の理由は忘れてしまった。 とはいえ、サンデル教授と全く何の関係もないというわけではない。実は、この文章を書くきっかけは、昨日NHKで放映されていたマイケル・サンデル 究極の選択「お金で買えるもの買えないもの」を見たことだった。この「マイケル・サンデル 究極の選択」というのは、どうやら昨年から放映されているシリーズものらしいが、見るのは初めてだった。 なかなか面白い番組だったのだが、一つ「あれっ?」と思う話題があった。 またアメリカでは、消防隊も民営化され始めた。その挙げ句、家が火事になっても会員ではないからという理由で消火されず、放置されたまま家と財産を失うという事態も起こっている。 番組の中でも消防

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    ROYGB 2012/02/27
    哲学的ゾンビ
  • 幸せって何だっけ? - 一本足の蛸

    その1 今朝、出勤途中に駅で電車を待っているときに、ふとこんなことをTwitterでつぶやいてみた。 特に深い考えがあったわけではなく、何となく言葉にしてみただけなのだが、予想に反してリプライされた。 「同意しづらい」と言われると、「まあ、同意しづらいだろうなぁ」と自分でも思うくらいなので、特に反論する気はないのだが、考えを整理する意味も込めて、次のように書いた。 これで考えが整理できたのか、それとも逆に拡散してしまったのか、後から振り返ってみると、どちらなのかよくわからないところもある。 この書き方だと「しあわせにはさまざまなかたちがある」は誤りでも、「しあわせにさまざまなかたちを与えることができる」なら成り立つ、と言っていることになりそうだが、果たしてそれでいいのかどうか。 また、「しあわせそのもの」などというものを前提としてしまっていいのかどうか、という疑問もないわけではない。 まあ

    幸せって何だっけ? - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2012/01/07
    論理学的には既婚者が“恋人もいなければ結婚の予定もない”と言っても嘘にはならないと思った。配偶者は恋人ではないし、結婚していれば結婚の予定は無いのが普通だから。
  • 逆クローズドサークル - 一本足の蛸

    「クローズドサークル」というのはミステリのテーマのひとつだ。「クローズド・サークル」とも書くが、意味は同じだ。知らない人にきちんと説明するのは面倒なのでクローズド・サークル - Wikipediaへのリンクで代える。知らない人はまずこちらを読んでほしい。 見出しに掲げた「逆クローズドサークル」というのは、読んで字の如く、クローズドサークルの逆だ。いま思いついた言葉だ。 検索して調べてみると、こんな用例が見つかった。 あるいは(逆手にとって)主人公は自宅にいて、友人とか恋人が吹雪の山荘で怖い目にあってるのを携帯で状況を聞いて、その情報だけで誰が犯人かを推理するという逆クローズドサークル物とか なるほど、これも確かに「逆クローズドサークル」と呼びうる。しかし、ここで取り上げたいのは、それとは異なる。「逆密室」もそうだ*1が、何を逆にするかによって、同じ用語でも複数の意味が考えられる。ここでは、

    逆クローズドサークル - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2011/11/14
    「そして扉が閉ざされた」が近いかなあ。閉じ込められている間に事件が起きるのではなく、過去の事件を推理だからすこし条件から外れるけど。
  • 静岡市には既にLRTが存在する - 一本足の蛸

    静岡市がLRTの導入に関する意見を募集している。今月30日まで。 LRT導入の考え方についてと題されたPDF文書を読むとLRT導入がいいことずくめのように書かれている。そんなにいいものなら、意見募集なんかせずにさっさと導入すればいいだろうに……と嫌味を言ってみたくなる。実際にはLRTは長所もあれば短所もある乗り物なので、短所をどう克服するかという策を説明せずに長所だけ喧伝するのはフェアではない。 静岡市にはさほど土地勘があるわけではないが、よそ者の目でみてもこのLRT導入計画には疑問点というか不安点がいくつもある。政策的に導入するものだから、採算性についてはそれなりに手当てがなされるものとして、それ以外を思いつくまま3つ挙げてみよう。 この計画ではおそらく路線は主に道路上に専用軌道の形で敷設されるのだと思われるが、車線数の減少による交通渋滞の緩和策としてはパークアンドライドとサイクルアンド

    静岡市には既にLRTが存在する - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2011/11/14
    路面電車と自転車専用レーンは自動車からスペースを奪う点が共通している。
  • 茶外茶 - 一本足の蛸

    昨日、麦茶を沸かしながら、ふと「この香ばしい香りはコーヒーに似てるなぁ」と思った。で、そのとき感じたことを素直にTwitterでつぶやいた。 twitter記法を使って引用したら、最後のほうがちょっとおかしくなってしまったが、まあそんなことはどうでもいい。 コーヒーは茶ではないのは当たり前だ。少なくとも日ではそうだ。香港には鴛鴦茶と呼ばれる飲料があり、たぶん日でも探せばあるとは思うが、これはコーヒー豆100パーセントではないから除外して考えることにする。 麦茶も黒豆茶も茶のうちに含まれるのに、なぜコーヒーは茶の仲間ではないのか。 ひとつの答えはこうだ。「麦茶も黒豆茶も茶に類似した飲料だから『○茶』と呼ばれるだけで、当は茶ではない。真に茶と呼びうるものは茶葉を用いた飲料のみだ」もうひとつの答えはこうだ。「あるものが茶であるか否かは『茶』という語がどのように使われるかによって決まり、必ず

    茶外茶 - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2011/07/12
    タンポポコーヒーはタンポポティー、タンポポ茶と呼ばれたりもする。
  • 愚劣な反論をするくらいなら名案がないことを認めたほうがましだ - 一本足の蛸

    バードストライクに関して云えば、天敵である猛禽類の姿や声を流すだけで、近寄らなくなると思いますね。 これはあまりにもひどいと思ったので、バードウォッチングが趣味の元同僚*1に意見を求めたところ、一言「素人」と吐き捨てるようにコメントが返ってきた。 この件についてははてなブックマーク - 原子力消極的賛成派の方々へ その2 - シートン俗物記などで何人もの人が批判しているので、あえて付け加えることもないのだが、ひとつだけ。 仮に、猛禽類の姿を映像で流したり*2、録音した声を流したりすることで、鳥たちが風車に近づかなくなったとしよう。それで問題は解決するのだろうか? なるほど、風車に近づかなければバードストライクは生じない。だが、来の生息環境から追い払われた鳥たちが安定的な群れを維持できなくなるという恐れは十分にある。 また、仮に追い払われた鳥の群れそのものにはあまり大きなダメージがなかった

    愚劣な反論をするくらいなら名案がないことを認めたほうがましだ - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2011/05/13
    一般的には自分の推進するものの問題を素直に認めるのは難しい。議論では「悪魔の代弁者」的な立場を用意すると多少は対策になるか。
  • 目を覚ませ、それは肉食獣だ さあ、ハンターを育成する作業にもどるんだ - 一本足の蛸

    畑の作物や植林の樹皮をい荒らすシカやイノシシ駆除の切り札として、海外から輸入したオオカミを野に放つ計画が、大分県豊後大野市で浮上している。国内での実例はないが、米国の世界自然遺産・イエローストーン国立公園で実績があるという。害に頭を悩ます市は来年度、手始めにシカの生息数などの調査に乗り出す方針だが、専門家の間では、生態系の崩壊に加え、人や家畜が襲われる危険への懸念が強く、論議を呼んでいる。 【略】 今回浮上したオオカミの投入計画は、獣医師や大学教授らで作る「日オオカミ協会」(東京、240人)が提案しており、橋祐輔市長らが今年に入り、「対策の切り札にならないか」と検討を始めた。国内に実例はないが、協会には四国の自治体などから問い合わせが入っているという。 かつて国内に生息したニホンオオカミは乱獲などで100年ほど前に絶滅したため、協会は、ニホンオオカミの亜種ハイイロオオカミを中国やロ

    目を覚ませ、それは肉食獣だ さあ、ハンターを育成する作業にもどるんだ - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2011/01/02
    ニートに速成訓練してから銃を支給するというハンター育成法を思いついたけど、ちょっと問題か。
  • 「うさぎの楽園」に住む侵略的外来種アナウサギ - 一本足の蛸

    今朝、毎日新聞を読んでいて、こんな記事を目にした。 かつて旧日陸軍の毒ガス製造工場が築かれた広島県竹原市の大久野島が、デジカメ持参の家族連れらでにぎわっている。周囲4キロの島は、約40年前に持ち込まれたウサギが約300羽にまで繁殖した「ウサギの楽園」。来年の「えと」を年賀状やブログに使おうと注目を集めたようで、瀬戸内の小島は、いつもと違った年の瀬を迎えている。【加藤小夜】 【略】 ウサギは71年、対岸の小学校で飼えなくなったものが放され、繁殖したとされる。島にある宿泊施設「休暇村大久野島」によると、かつて島を訪れるのは平和学習の修学旅行生や年配者が中心だった。しかし、ウサギの島として名が広まるにつれ、若い女性や家族連れらが増加。餌をねだる愛くるしい姿が人気となった。 この記事で気になったことは次の3点。 人間の手で飼育されていた動物を飼いきれなくなったからといって放逐してはいけないのに、

    「うさぎの楽園」に住む侵略的外来種アナウサギ - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2010/12/24
  • 冬の時代は近い - 一本足の蛸

    メディア: 購入: 7人 クリック: 122回この商品を含むブログを見る発売前にはノーチェックだったが、昨日、書店で見かけてタイトルに興味を惹かれて買った。 読んだ。 ……。 ええと、少々昔話をしましょう。 今から約20年くらい前のこと。和歌山県田辺市に紀州新報というローカル新聞があった*1。1990年、その投稿欄に端を発した社会運動がやがて日全国を覆い尽くし、一部マンガ業界に冬の時代が訪れた。それまで盛んに出版されていた、性描写を含む青年向けマンガ単行の出版がぴたりと止まってしまったのだ。この時代を象徴するのが、1991年の『BLUE』*2回収事件だ。奇しくも『BLUE』の作者である山直樹のデビュー作『世界を駆ける紀州の力』の主人公(?)の東力衆議院議員(当時)がこの運動に積極的に関与しており、「朝まで生テレビ」で二人が対決するという一幕もあった。 厳寒の時期はおよそ1年半程度だっ

    冬の時代は近い - 一本足の蛸
    ROYGB
    ROYGB 2010/12/21
    2009年のエントリー。冒頭で紹介されているマンガは、東京都の不健全図書に指定された。