【トゥーソン(米アリゾナ州南部)=西島太郎】トゥーソン郊外の集会で8日発生した銃乱射事件で、連邦検察当局は9日、民主党のガブリエル・ギフォーズ下院議員(40)に対する殺人未遂と、6人を殺害したなどの容疑でジャレド・ロフナー容疑者(22)の訴追手続きに入った。 当初共犯者の可能性があるとみられていた人物は事件とは無関係と判明。ロフナー容疑者が単独で実行したとの見方が強まっている。 地元メディアによると、ロフナー容疑者宅の捜索で、「私は計画した」などと手書きした文書が見つかった。 頭を撃たれたギフォーズ議員は予断を許さない状態が続いているが、医師の呼びかけにはかすかに反応を示したという。 一方、9日、記者団に事件発生時の状況を説明した地元保安官は、ロフナー容疑者が拳銃の弾倉を交換中、現場にいた女性が身をていして作業を阻止した、と明らかにした。 女性は、ロフナー容疑者が31発入りの半自動拳銃を撃