65歳まで働きたい人全員の雇用を義務づける高年齢者雇用安定法(高齢法)改正案が、1日の衆院厚生労働委員会で民主、自民、公明3党による修正を経て可決された。近く衆院本会議で可決して参院に送られ今国会で成立する見通しだ。 3党修正では心身の健康に支障があって仕事が続けられない人などの扱いについて、今後、指針を定めることが追加された。定年前に解雇が認められるような場合も再雇用が必要なのかという経済界の懸念に配慮した。 現在の高齢法は、65歳未満の定年がある場合、定年の廃止、延長、継続雇用制度の導入のいずれかを義務づけている。ただ、継続雇用制度の場合は、労使協定で採用基準を決めることができるため、希望しても再雇用されない人がいた。 雇用の義務化の対象年齢は、厚生年金の支給開始年齢の引き上げに合わせて、2025年度までに段階的に65歳に引き上げられる。施行は来年4月1日。
関連トピックス関西電力原子力発電所野田佳彦 野田佳彦首相は、関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働への抗議行動を呼びかけている市民団体のメンバーと近く面会する意向を固めた。早ければ、官邸前での抗議行動が次に予定される3日にも会う方向で調整している。 首相は13の市民団体や個人による連絡組織「首都圏反原発連合」の代表者と会う意向。これまで「前例がない」として、超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」を通じた面会要請も断ってきた。だが、毎週金曜日の官邸前での抗議行動は広がりをみせ、「民意を軽く考え過ぎている」との批判が政権内からも出ていることを踏まえ、方針転換した。 ただ、首相には大飯原発の再稼働を見直す考えはなく、面会ではエネルギー政策の見直し方針への理解を求めるとみられる。
パリ郊外サン・ドニにあるスタジアム「スタッド・ド・フランス」で開かれたアーサー王伝説のショー「エクスカリバー」のリハーサルを行う騎士姿の俳優たち(2011年9月22日撮影、本文とは関係ありません)。 【AFP=時事】フランス北東部ビッチェ(Bitche)で開かれた中世フェスティバルで30日未明、騎士姿に剣と斧で武装した強盗団がフェスティバル本部を襲い、現金2万ユーロ(約190万円)を盗んで逃走した。地元警察当局が明らかにした。 難破船上の騎士道はあくまで「幻想」、スウェーデン研究 警察当局によると、強盗団が押し入ったとき、フェスティバル事務局はちょうど祭りの収益を計算中だった。目撃情報によれば、中世風の衣装を着込んだ3、4人のグループだったという。 犯人は事務局にいた1人をおのの柄で殴り、現金を持って逃げ去ったという。警察は捜査を開始し、すでに複数の目撃証言を得ている。 ビッチェで
関連トピックス東京電力 東京電力女性社員殺害事件で、無期懲役とされたゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告(45)=ネパール国籍=の再審公判が開かれることが確定した。東京高裁が2度にわたり再審開始を認めたのに対し、東京高検が2日、最高裁への特別抗告を見送ることを明らかにした。高裁で開かれる再審では、無罪が言い渡される公算が大きい。 高裁第4刑事部が6月、「第三者が被害者を殺した疑いがある」と再審開始を認めたことに、検察側は異議を申し立てていたが、高裁第5刑事部は先月31日、異議を棄却した。 検察側は最高裁への特別抗告ができるものの、高裁の判断に憲法違反や判例違反がある場合などに限られることから、断念した。ただ、再審公判でも検察側は有罪だと主張し続けるとみられる。 事件は1997年に東京都渋谷区で起きた。強盗殺人罪で起訴されたマイナリさんは一審・東京地裁で無罪とされたが、二審・東京高裁で
2日早朝、宮城県白石市の東北自動車道下り線で、東京ディズニーリゾートから仙台に向かっていた夜行バスがトラックに追突しバスの乗客ら38人が病院に搬送された事故で、バスの男性運転手(61)が「2カ月前に軽い脳梗塞になり、医師から運転をやめるように言われた」と話していることが分かった。 搬送先の病院によると、運転手は「事故当時のことはあまり覚えていない。若干眠かった」と話しているという。病院の検査では今回、脳梗塞の発作は起きていなかった。 県警高速隊と地元消防によると、運転手ら20人前後がけがをしたとみられるが、全員が軽傷。 バスは千葉県成田市のバス会社「クルージングワールド」が運行。千葉県成田市の成田労働基準監督署は、署員2人をバス会社に派遣し、バスの運行状況や運転手の管理態勢に問題がなかったかどうか、調査を始めた。
2日午前、東京・新宿区のマンションの敷地内で、男がいきなり近くにいた男女5人に棒で殴りかかるなどして5人がけがをし、男は傷害の疑いで逮捕されました。 男は「大麻を吸っていた」と供述し、一緒にいた別の男は「ハーブを吸っていた」と話しているということで、警視庁が詳しく調べています。 2日午前9時20分ごろ、東京・新宿区河田町のマンションの敷地内で、「男が暴れている」と管理人の男性から警視庁に通報がありました。 警視庁によりますと、現場にいた3人の男のうちの1人が、いきなり近くにいた女性に工事現場で使うプラスチック製の棒で殴りかかるなどして、止めに入った管理人を含め女性3人と男性2人が軽いけがをしました。 男は30歳の韓国人とみられ、その場で取り押さえられて傷害の疑いで逮捕され、警視庁が身元の確認を進めています。 調べに対して男は「3人で大麻を吸っていて何も覚えていない」と供述し、一緒にいた別の
社会 結核で母子死亡 妊娠中、中部で2012年8月2日 Tweet 県福祉保健部は1日、中部保健所管内の医療機関の職員や患者ら計19人が結核に集団感染していると発表した。県内で集団感染が発生したのは2001年以来11年ぶり。19人は通院治療を続けている。19人とは別に、妊娠中の30代女性が結核で4月中旬に母子ともに死亡したことも明らかにした。同部は「結核は過去の病気ではない」と警鐘を鳴らし「せきやたん、微熱が2週間以上続くなら早めに受診してほしい」と注意を呼び掛けている。 同部健康増進課によると女性は昨年11月ごろに発症し、ことし1月から妊婦検診で通院していた。当初からせきと微熱はあったが、風邪とみなされていた。3月29日、切迫流産で入院した際、せきが続いていたため、胸部エックス線撮影をし、結核と診断された。 その後、家族や医療機関で接触した可能性のある計191人が検査を受けた。
【ロンドン=稲村雄輝】1日に行われた射撃女子25メートルピストルの小西ゆかり選手(33)は、時給850円のラーメン店でのアルバイト代で食いつなぎながら競技に取り組んできた。 離婚、就職難。それでも2度目の五輪でメダルを目指したのは「被災地を励ましたい」との思いからだった。結果は予選敗退。だが小西選手は「最後まで被災地へ心をこめて撃った」と語った。 ピストルの銃口を25メートル離れた黒い標的に向ける。一瞬の間をおき、引き金を引く。次の瞬間、パーン、と乾いた音を立てて標的が撃ち抜かれた。 小西選手と射撃との出会いは、ひょんなことがきっかけだった。高校まで北海道八雲町で育ち、保育士を目指していた。友人に誘われ、自衛隊の試験を受けたところ、「たまたま合格した」。東千歳駐屯地で勤務していたが、小銃の検定試験で成績が良かったため、自衛隊体育学校の教官から声が掛かった。 2002年のワールドカップで日本
米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)に配備されることに伴い、政府がオスプレイの訓練拠点について沖縄本島に近い離島への分散を検討していることが1日、分かった。伊江島(伊江村)と粟国(あぐに)島(粟国村)が浮上している。住宅地がある普天間周辺の危険性を低減させる必要があるうえ、普天間飛行場の同県名護市辺野古への移設には最短で5年かかるためだ。 米海兵隊は7月23日に米軍岩国基地(山口県岩国市)に搬入したオスプレイ12機を普天間飛行場に移した上で、10月から本格運用する方針。これに沖縄県側は態度を硬化させており、政府は7月26日の日米合同委員会で可能な限り住宅地を避け、海上ルートを飛行するよう米側に要請した。 ただ、政府内には「飛行ルートの変更だけでは地元の理解を得られない」(高官)との懸念が強い。「住宅が密集する普天間飛行場だけで5年
判決での量刑はどのようにして決まりますか? どの犯罪も,その犯罪に見合った刑罰が定められています。 例えば,殺人罪では死刑又は無期もしくは5年以上の懲役刑,傷害罪では15年以下の懲役又は50万円以下の罰金と定められています。 これを法定刑といいます。 実際の刑事裁判では,その法定刑の範囲内で,その事件の犯情,つまり犯行に至る経緯,犯行動機,犯行態様,結果,社会に与えた影響などと,一般情状,つまり反省の程度,身上経歴,前科前歴の有無,被害弁償の有無,被害感情,事実上及び社会上の制裁の有無,生活環境の整備の有無,再犯の可能性の有無などを考慮し,過去の同種事件での量刑相場をも斟酌しながら,刑の種類を選定し,刑期が量定されます。 被告人にとって,最も軽い刑は罰金刑であり,次に有期懲役刑です。 有期懲役刑であっても執行猶予が付されれば,直ちに刑務所に服役することを猶予されます。 そして,猶予期間中に
先日のブログ記事で触れた「受け皿がないから刑務所に長くいてもらおう」判決。多くの人が「判決文はどこで読めるのだ」と思っていたところ、判決要旨がネット上で読めるようになった。どなたかわからないが、アップロードしてくださった方(山本眞理さん?)に感謝。 判決要旨 http://www.jngmdp.org/wp-content/uploads/20120730.pdf 特に問題となるのは要旨の終盤部分である。引用したい。 第2 具体的な量刑 1.そこで被告人に対する具体的な量刑について検討する。被告人や関係者等を直接取り調べた上で本件行為に見合った適切な刑罰を刑事事件のプロの目から検討し、同種事案との公平、均衡などといった視点も経た上でなされる検察官の科刑意見については相応の重みがあり、裁判所がそれを超える量刑をするに当たっては慎重な態度が望まれるというべきである。 しかしながら、評議の結果、
滋賀県大津市で中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとされる問題にからみ、タレントのデヴィ夫人(72)が提訴されることが1日、分かった。 夫人は自身のブログでこのいじめ問題に触れた際、無関係の女性の写真を掲載していた。写真を使われたことで女性は「名誉が傷付けられた」としており、代理人弁護士は「来週中にも裁判所に訴状を提出する」としている。 訴えを起こすのは兵庫県在住の女性スタイリスト(50)。 代理人によると、夫人は「大津市のいじめ自殺事件」と題した7月10日付のブログに「とんでもないのが母親」と実名を挙げた上で「自分の息子を人権侵害もはなはだしいリンチ同様な事を平気でする人間に育て上げるとは!」などと母親のことを痛烈に批判。その上で女性の写真を掲載していた。しかし、そこに写っていたのはいじめたとされる同級生の母親ではなく、無関係の女性スタイリストのものだった。 大津のいじめ自殺
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