北朝鮮が、韓国による非難放送が中止されなければ、「軍事的行動を開始する」とした22日夕方の期限は過ぎました。南北は午後6時から軍事境界線で高位級会談を開いており、事態の打開につながるのか注目されます。 韓国側からはキム・グァンジン(金寛鎮)国家安保室長とホン・ヨンピョ(洪容杓)統一相が、北朝鮮側からは軍内部の思想統制を担うファン・ビョンソ総政治局長と朝鮮労働党で南北関係を統括するキム・ヤンゴン統一戦線部長が、それぞれ出席します。 北朝鮮軍は20日、軍事境界線近くの韓国軍部隊に向けて砲弾などを撃ち込んだうえで、韓国軍が11年ぶりに再開した北朝鮮に対する非難放送を日本時間の22日午後5時半までにやめなければ、「軍事的行動を開始する」と通告していましたが、その期限はすでに過ぎ、これまでのところ、北朝鮮軍の前線部隊に特異な動きは確認されていません。 こうしたなか、南北は22日午後になって高位級会談