フィリピン・マニラのケソン市にある刑務所内の屋根のないバスケットボールコートで寝る受刑者たち(2016年7月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/NOEL CELIS 【11月5日 AFP】フィリピンで5日、ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領から違法薬物の取引に関与していると名指しされていた町長が刑務所の中で射殺された。 ドゥテルテ大統領は、麻薬取引に関与したとして地方自治体の職員や警察官、判事らを名指しし、警察に出頭するよう呼び掛けていたが、今年8月、同大統領は中部レイテ島(Leyte Island)アルブエラ(Albuera)のローランド・エスピノサ(Rolando Espinosa)町長とその息子が麻薬取引に関与していると非難。2人に出頭を呼び掛けるとともに、警察に対して2人が逮捕の際に抵抗した場合は「その場で撃ってよい」との命令を出していた。 エスピノサ町