大気汚染が深刻な問題となっているタイの首都バンコクで、22日、バンコク都庁が管轄するすべての公立学校が一斉に休校にする措置をとり、大気汚染の改善に向けた抜本的な対策が求められています。 また、現在は乾期のために雨がほとんど降っていないことなどから、22日、バンコク都庁が管轄する437のすべての公立校が一斉に休校にする措置をとりました。 一方、バンコクの日本人学校では、校内に設置している大気汚染物質の測定機器の数値から休校措置は必要ないと判断し、通常どおり、授業を行ったということです。 このほか、朝の通勤ラッシュ時の自動車の排気ガスを減らすため、バンコク都庁の一部の職員の出勤時間を遅らせるなどの対応もとりました。 タイでは大気中の汚染物質を減らそうと人工の雨を降らせるなどの対策を進めてきましたが、抜本的な解決にはつながっておらず、アヌティン保健相は「国民一人ひとりも大気汚染を減らす意識を持っ