フィンランドから見た日本の国勢調査 現在、日本では総務省統計局による国勢調査が行われている。フィンランドで国勢調査は1995年まで行われていたが、その後は行われていない。フィンランドから見た日本の国勢調査について、考えてみたい。 国勢調査の調査票には16の質問がある。最初の質問は、「世帯員の数」だ。総数、男、女の項目があって人数を記入する。世帯を単位とする調査である。 2つめの質問は、住居の種類。「持ち家」「賃貸住宅」「その他」が主な選択肢だが、賃貸住宅の分類が細かい。 3つめの質問は、「氏名及び男女の別」。最初に男女別の人数を聞いているので、同じ質問を2度していることになる。 4つめの質問は「世帯主との続き柄」で、「世帯主・代表者」「世帯主の配偶者」「子」「子の配偶者」「世帯主の父母」「世帯主の配偶者の父母」「孫」「祖父母」「兄弟姉妹」「他の親族」「住み込みの雇い人」「その他」の選択肢が