(上)特殊カメラで撮影した、ロードバイクでの視線の動き(赤線)。路面とその前方の縦方向に偏っている (下)軽快車での視線の動き(同)。縦、左右とも広く見える=いずれも愛知県蒲郡市の愛知工科大で(小塚教授提供) 速度が出るロードバイク型の自転車に乗っている時の周囲の見え方は、視線が下向きになるなど車を運転しながらスマートフォンを操作する「ながらスマホ」に似ていることが、本紙と専門家が行った実験で分かった。名古屋市で八月、ロードバイクが歩行者をはねて死亡させた事故でも、運転していた愛知県瀬戸市の男性調理師(54)が本紙の取材に応じ「(顔を上げると)目の前に人がいた」と証言した。専門家は「乗る側が危険性を認識し、場面に応じて速度を落とす必要がある」と警鐘を鳴らす。 実験は十一月末、愛知工科大の小塚一宏教授(交通工学)の協力を得て、視線の動きを追う特殊カメラを着けた学生ら四人で実施。一般に「ママチ
大津市の男性(76)が妻(60)が通勤に使う車の所有を理由に市が生活保護の受給を打ち切ったのは不当だとして、処分取り消しなどを求めていた行政訴訟は十四日、大津地裁で和解が成立した。市側が男性に解決金五万円を支払うなどの内容。 和解条項で、市が昨年四月に生活保護を停止した際、男性側に最終的な弁明の機会を与えなかったことに関して「遺憾の意」を表し、受給者が車を持つことについて「実情に見合った運用がなされるよう努める」とした。 男性の代理人弁護士は「市側の反省と、実情に見合った審査を約束したことは再発防止の観点からも、他の受給者にとっても意義がある」とコメント。生活保護の決定を巡り、行政側が一定の責任を認めて和解することは珍しいという。市は昨年三月、生活保護世帯に車の所有は認められないとして車の処分を指示。男性側が従わなかったため、同四月に支給を停止したが、県の執行停止決定で翌月から支給を再開し
名古屋市千種区の東山動植物園で5日、飼育しているアカカンガルー(雄、6歳)とベネットアカクビワラビー(雄、4歳)の計2頭が獣舎から脱走した。すぐに園の職員が捕まえたため、来場者への影響はなかった。園によると、2頭のどちらかが、円筒状のドアノブを回して扉を開け、外へ出た可能性があるという。 園によると、5日午前9時55分ごろ、治療中のため獣舎の中にいた2頭が、裏にある職員専用の管理用通路へ逃げた。獣舎を清掃していた男性職員がすぐに気づいて無線で連絡。集まった職員計14人が網などを使って囲い込み、最後は抱えるようにして捕獲した。2頭は8分間で通路を100メートルほど行ったり来たりした。 2頭は脱走前、清掃のため奥の部屋から管理用通路に通じる「飼育前室」へと移されていた。扉には鍵を掛けていたが、内側からドアノブを回せば開く仕組みになっていた。園は再発防止策として、動物を獣舎の飼育前室に入れな
運転中にスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をしていたとされる男のトラックにはねられ、小学4年の男児が死亡した事故を受け、運営会社に操作の規制を要請した愛知県一宮市に、市を脅迫する内容のメールが9件送りつけられていたことが分かった。 市広報課によると、メールは市の要請方針が明らかになった2日午後6時から10分間に市の公開アドレスに届いた。「要請を取り下げろ」という件名で、「お前らの家族にも天罰が下るぞ!!」「それとも市役所炎上がいいか!!」などと書かれていたという。 9件とも宛名と差出人名はなく、発信元は異なるが、文面は全て同じだった。市は同一人物とみている。 市は会社に要請した4日の夜、一宮署に相談。対応を検討している。中野正康市長は「議論を深めたいと思っていたが、こういうメールが来ることは非常に残念」とコメントした。 (中日新聞)
政府、与党は20日、タワーマンション高層階の固定資産税を2018年度にも増税する方向で調整に入った。おおむね20階建て以上を対象とする。現在は階数に関係なく床面積で税額を決めており、価格が高めのケースが多い高層階と、比較的安い低層階の価格差が税額に反映されておらず、不公平との指摘に配慮した。低層階は減税し、1棟当たりの税収は変えない。 年末までに具体的な対象物件や税額の計算方法を詰め、17年度税制改正大綱に盛り込む。新築時の分譲価格などを参考として、階数の高さに応じて税額を高く設定する。
2日午前6時35分ごろ、愛知県豊田市浄水町のスーパー「えぷろん生鮮館」前の路上で、豊田市内の会社員男性(27)と一緒にランニングをしていた交際相手の女性が、近くに止まっていた車から降りてきた男に「飲みに行こうよ」と声をかけられ、間に入った男性が男ともみ合いとなり、男に左腕をナイフで刺された。女性は南東100メートルのコンビニエンスストアに逃げ込んだが、男は後を追い、店内のレジ前にいた買い物客のパート従業員女性(29)と義母(48)、長女(6つ)を殴り、頭部打撲のけがを負わせるなどした。 男はコンビニの内外に居合わせた会社員男性2人に店内で取り押さえられ、豊田署が殺人未遂と暴行の疑いで現行犯逮捕した。 逮捕されたのは、同市上原町、職業不詳木村旭寿容疑者(34)。署によると、木村容疑者は黙秘しているという。 署によると、スーパー前を通りかかった30代の男性が木村容疑者に自転車を投げて制止
知的障害のある教え子の少女にみだらな行為をしたとして、愛知県教委が、同県尾張地方の公立中学校の男性教諭(55)=児童福祉法違反罪で公判中=を7月8日付で懲戒免職にしていたことが分かった。 関係者によると、この元教諭は特別支援学級で少女の担任だった。少女が18歳未満と知りながら卒業後の2015年6月、ホテルでみだらな行為をしたとして同年11月、県警に児童福祉法違反容疑で逮捕され、12月に起訴されている。その後、県教委の聞き取り調査に対し、少女の在学中にもみだらな行為をしたことを認めたという。 県教委は懲戒処分だけでなく、逮捕を含めた事案そのものを公表していない。本紙の取材に、教職員課の担当者は「『絶対に公表してくれるな』という少女や保護者の要望が強いため」と説明。処分の事実は認め「元教諭本人が事実関係を全て認めているため、判決を待たずに処分した」と述べた。 県教委は懲戒処分の公表基準で
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