元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏が11日午後、千葉市内の自宅前で報道陣の取材に応じ、女性蔑視発言で引責辞任する意向を固めた東京五輪組織委の森喜朗会長の後任候補となったことについて「期待に添うべく、僕としては9月までの短い間だからベストを尽くせばいい。僕の人生の最後の大役と思ってベストを尽くしたい。前向きにならざるを得ないじゃない。森さんがああいう状況で」との姿勢を示した。 組織委の森会長は、今月3日に日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、国内外で議論を呼んだ。この問題については、五輪&パラの運営を下支えするスポンサー各社からも批判の声が上がっているほか、大会ボランティアに辞退者が出るなど、影響が拡大していた。 当初は森会長の謝罪により「解決済み」との姿勢だった国際オリンピック委員会(IOC)も、改めて批判の声明を出す