タレントの小倉優子さんが、カリスマ美容師である夫との離婚を発表した。離婚のきっかけは小倉さんの妊娠中の夫の浮気だという。しかも、その相手は小倉さんも知っている後輩だというから、精神的なショックは大きかったのは間違いないだろう。 それにもかかわらず、今回の離婚では「どうやら慰謝料がゼロらしい」ということも話題になっている。 「こんなの男が100%悪いに決まっているのに、どうして慰謝料をふんだくらないのか」 そう思う方も少なくないだろう。 しかし、「相手の不実」=「莫大な慰謝料」というのは、ありがちな勘違いだ、と指摘するのは作家の藤沢数希氏である。 藤沢氏は、新刊『損する結婚 儲かる離婚』で、結婚と離婚にまつわるさまざまな誤解を指摘し、法律的に正しい知識を解説している。以下、同書をもとにこの問題を考えてみよう(「 」内は『損する結婚 儲かる離婚』からの引用)。 そもそも、芸能ニュース