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  • クニマスの再発見と外来生物問題と - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 先日、さかなクン氏、中坊教授らによって日で絶滅したと思われていた淡水魚のクニマスが再発見されました。今回の発表は論文が受理(うちの雑誌に載せるだけの価値があるよ)されたので出したものでしょう。 クニマスはいままでの分類ではベニザケ(ヒメマス)の亜種と分類されていました。 今回は外部の形態と遺伝情報を調べてクニマスと断定したそうです。ではどのような部分を調べたのか?詳しくは論文待ちですが、梨の予想を書いてみます。 鰓耙(さいは) 魚の鰓(えら)には鰓耙という水をろ過して浮遊生物を消化管に送り込むための器官があります。これはプランクトンの魚類でとくに発達しています。サケ科ではオショロコマとミヤベイワナを見分ける要素の一つが鰓耙の数です。ミヤベイワナはオショロコマの亜種ですが

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    ROYGB
    ROYGB 2010/12/20
    絶滅種を他から持ってきて放流するということから、少し前のアカハライモリのニュースを連想した。id:entry:27129875
  • 熊森のドングリ運びに憤る人たちへ - ならなしとり

    遺伝的な地域性 (さすけ) 2010-12-07 09:58:00 遺伝的な地域性を人為的に薄めてしまうことは、私は進化のチャンスを奪ってしまうことだと考えています。 たとえば、紀伊半島のクマは他の地域と遺伝的な違いが大きいようですが、今の状態を維持していけば、もしかしたら50万年後に「キシュウグマ」という新しい種ができるかもしれません。 ホッキョクグマは北米のヒグマの1グループから派生した種ですが(つまり、北米のそのグループは北海道のヒグマよりもホッキョクグマのほうが遺伝的に近い)、もし過去に北海道のヒグマをそのグループの生息地に人為的に移動させたりしたら、ホッキョクグマという種は誕生しなかったかもしれません。 (人類到達以前の話なので、もちろんあり得ませんが) 現在の種を絶滅させてはいけないとと同様に、未来の種を絶滅(派生するチャンスを奪う)させてはいけないはずです。 返信する メディ

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    ROYGB 2010/12/07
  • 歴史に学ばない人間は歴史を繰り返す - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 最近、ホメオパシー関連の議論を見て思うことがあります。それは“歴史に学ばない人間は歴史を繰り返す”ということです。朝日新聞をはじめとする各新聞社がホメオパシーを取り上げたおかげでそんなにニセ科学になじみのない人たちにもホメオパシーというものが知られてきましたが、的外れなことを言い出す人も増えてきました。具体的には、ホメオパシーは科学じゃないから科学側から批判しなくてもいいとか、使うも使わないも自己責任(愚行権)の範疇だろとかです。前者はともかく後者はそれなりにまともっぽく見えるんですが、これを言ってくる人は大概、自己責任を問うための前提が満たされているかに無頓着だったりします。その前提というのは、情報が判断力のある大人に対しきちんと説明されているかということです。自由主義の

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    ROYGB 2010/09/28
    新聞によると日本学術会議の会長談話でも「十分理解した上で、自身のために使用することは個人の自由」としている。参考:http://www.asahi.com/national/update/0824/TKY201008240373.html
  • リスクについていろいろと - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 ちょっとリスクというものについて最近思っていることを書いておきます。清書前の文章みたいなもんなんであまりまとまっておらず読みにくいかもしれないことをご容赦ください。 ・予防原則 最近はいろいろな場面でよく聞く言葉です。環境問題への対応というのは予防原則を念頭に置いていることが多く、僕が勉強している保全生態学でもよくつかわれます。しかし、この予防原則というはちょっと使い方を誤ると自分の嫌いなものを否定するための詭弁になります。 たとえば「品添加物はいままでに自然界になかった人工物質だから何か未知のリスク(たとえば発がん性など)があるかもしれないので使用しないようにしよう」とか、HIVキャリアの看護師は病院から退職してもしょうがないなどです。どんなものにでも多かれ少なかれリス

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    ROYGB 2010/07/13
    子供への輸血を拒否する親の親権を一時停止して治療という例はある。しかし、予防接種を拒否する場合に強制的に接種出来ないだろうというのと似たような感じで、親が拒否した場合のビタミンKの投与は難しいかも。
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