風力発電失敗 早大に賠償命令 6月11日 0時4分 茨城県つくば市の風力発電事業がほとんど発電せずに失敗したことを巡り、つくば市が業務を委託した早稲田大学などに賠償を求めた裁判は、大学におよそ9000万円の賠償を命じた2審の判決が確定しました。 この裁判は、平成17年に、つくば市が小中学校のグラウンドなどに設置した23基の小型風力発電機が、ほとんど発電しなかったことを巡り、つくば市が事業を委託した早稲田大学などにおよそ3億円の損害賠償を求めたものです。1審と2審はいずれも、早稲田大学は十分な電力が得られないことを認識できたと指摘し、1審は大学側に2億円余りの賠償を命じましたが、2審は検証を怠ったつくば市側の責任も重いとして、賠償額をおよそ9000万円に減らしました。これについて最高裁判所第1小法廷の櫻井龍子裁判長は10日までに、大学とつくば市の上告をいずれも退ける決定をし、早稲田大学におよ