『Prey』というゲームをプレイしてもっとも印象に残るのは、「高い理念」「優れた表現力」「ゲームプレイについての理解」、そして「その全ての局面において発生しているボタンの掛け違え」だ。 もしあなたが、デザインコンセプトがしっかりしていると評判のブランドの、それなりに高級なシャツを買ったとする。そのシャツはボタン一つ一つの色が全て違い、それを掛ける穴には番号がふられている。付属しているマニュアルには、どの色のボタンがどの穴に対応しているのかが細かく指定してあるが、その指定どおりにボタンをはめたところ、掛け違いが発生していることに気付く。貴方はマニュアルをもう一度見直すが、間違いはない。違和感を覚えながらもマニュアルに従う。「きっとマニュアル通りに着れば、最終的にはちゃんとしているに違いない」。貴方はそのまま服を着て鏡を見るが、やはり明らかにおかしなシルエットのシャツを着た人物がそこには写って

