シアトルと東京に拠点を置き日米を往復しながらプログラミングを続ける、UIEvolutionの中島聡氏。未知の技術への飽くなき好奇心と、それを短期間でモノにするための驚異的な集中力は、50歳を過ぎた今も決して衰えることはない。 美しいコードを紡ぎ出す秘訣は何か、優れたエンジニアを見出すコツは何か。プログラム談義はまだまだ続く──。 by 馬場美由紀 (CodeIQ中の人) 仕様書を書いているだけでは、絶対にアーキテクトにはなれない ──中島さんは、MicrosoftでWindows95などのソフトウェア・アーキテクトとして活躍されていた方ですが、アーキテクトの資質や条件については、どうお考えですか。 アーキテクトというと、机上で考えるだけの人というイメージがあるがそうではないんです。最低必要条件は自分一人でコードを書けること。これを分かっていない人が多すぎます。 一人でプロトタイプをつくり、