どんないきさつで発覚したのか、それは分かりません。が、修正申告をただちにすると弁明しても、それは当然のことですから。むしろ分からないのは、鳩山氏ほどの資産家が税金に無関心であるはずはなく、それは個人が熟知しているかどうかとは無関係に、十分な対策をとっていると考えるのが普通でしょう。 今回の一件は、何を意味しているのでしょうか。 納税は個人のものでしょうが、以下にみるように、平野官房長官の言葉ですますことがはたして妥当なのでしょうか。 鳩山首相:7200万円申告漏れ 08年株売却、修正へ 鳩山由紀夫首相が08年に株を売って得た7226万円余の所得を税務申告していないことが分かった。毎日新聞の取材を受けた首相側が調べたところ判明し、明らかにした。首相の事務所は「売却益の扱いに手違いがあった。ただちに修正申告し、(衆院に提出した08年分の)所得報告書も訂正する」と話している。 政治家の所得や資産