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矢野顕子がニューアルバム『Welcome to Jupiter』を完成させた。年代もジャンルも問わない顔ぶれがトラックメイカーとして名を連ねていた前作『飛ばしていくよ』(2014年)に引き続き、今作でも矢野はtofubeats、冨田恵一、Seihoら気鋭のアーティストたちを共同制作者として招聘。1970年代からYMOのメンバーと共に活動を行い、日本におけるテクノ黎明期の一端を担っていた彼女が、ここでは現代のエレクトロニックミュージックと融合しながら、新たなサウンドを生み出しているのだ。音楽家として活動を始めてから、もうすぐ45年。今も進化し続ける矢野の姿がここにはある。 今回のアルバムに収録された11曲中、カバーおよびセルフカバーは合わせて5曲。そのうち3曲は矢野がみずからトラックを手がけており、もちろんそちらも素晴らしいアレンジに仕上がっている。もし今回のようなコラボレーションという形を
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