2016年4月2日、角川シネマ新宿で久しぶりに薬師丸ひろ子主演の「セーラー服と機関銃」がスクリーンにかかった。2週間限定1日1回のみ(17:05~)の興業である。この作品を劇場で観るのは実に30数年ぶりのこと。やはりテレビ画面ではなく銀幕の中にいる彼女は特別だった。そして、今回もまた一瞬で彼女に心を奪われた。 吸い込まれるような美しい瞳が逆さまに映し出され、セーラー服を着たままブリッジをするボーイッシュな女子高生が「カスバの女」を歌っている。彼女はフィルムに焼き付けられた永遠の時間の中で色褪せずに待っていてくれた。その輝くような姿は今見ても尚、現代のアイドルたちからは感じられない気品と存在感がある。 若き日の渡瀬恒彦、風祭ゆき、柄本明、そして名優・三國連太郎。ギラギラとまるで命を削るような演技を見せる共演者たちに混じっても彼女の魅力は全く打ち消されることなくより輝いて見える。 彼女が演じる

