クルマで家に向かっていた。 女子高の前のバス停を通りかかった。 右折のため減速した。 数人の女子高生がバスを待っていた。 ほかにだれもいなかった。 ひとりが自分のスカートを大きくたくし上げていた。 みんなそれをみて談笑していた。 スカートの中は太ももと明るくて光沢のあるショートパンツだった。 秋の日の午後の日差しのなか、ショートパンツは採れたての柑橘類のようだった。 太ももは金色にかがやいていた。 鼠蹊部は白く光っていた。 あの子たちは何をしていたのだろう。 まもなくわたしは右折し路地に入り込んだ。