[連載]フリーソフトによるデータ解析・マイニング 第5回 Rでのデータの視覚化(1) われわれ人間は五感を通じて情報を得る。そのなか大半は視覚によるものである。データをグラフで表現することは、データのなかに潜んでいる情報を視覚的に考察する手助けとなる。Excelのような表計算ソフトには多様なグラフ作成機能がある。Rで計算加工したデータをテキストファイルとして出力し、Excelの機能を用いてグラフを作成することもできるが、直接Rでグラフを作成することが便利な場合もある。またExcelで作成できないグラフをRで簡単に作成することもできる。 1.棒グラフ グラフを作成するためにはデータが必要である。Rのなかには、多くのデータセットが用意されている。Rに用意されたデータを用いるためには、保存されたデータをRに呼び出す必要がある。データを呼び出す関数はdataである。 VADeathsとい