●グリーン公共調達 環境にやさしい商品やサービスの普及を助長する方策の1つとして,中央や地方の政府の公共機関が,環境にやさしい商品やサービスを調達することによって,その生産と消費を促進する政策が “グリーン公共調達” Green Public Procurement (GPP)と呼ばれている。グリーン公共調達は,そうでなければ非グリーン代替物が購入されることになるのに比べて,環境インパクトのより少ない,商品,サービスや労働を購入すべく,公的当局が努力するグリーンな購買プロセスと理解することができる。 OECD(経済協力開発機構)は2002年にグリーン公共調達について勧告を採用し,それ以降,OECD以外の国を含めて多くの国々がグリーン公共調達に着手している。日本もそうした国の1つとされており,2000年に「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(グリーン購入法,2000年法律第10