オムロン ソーシアルソリューションズ(以下、オムロン)が展開する「Toritoss(トリトス)」は、清掃、警備、案内の3つの作業を1台でこなす複合型サービスロボットだ。Toritossが生まれた背景、SORACOM採用の理由、安全性への拘り、導入状況などをオムロン ソーシアルソリューションズの澤村一輝氏に聞いた。 3つの機能をこなす複合型ロボットが生まれた背景 オムロングループのオムロン ソーシアルソリューションズは自動券売機や交通管制システム、決済端末など、幅広く社会インフラを支える製品を手がけている。同社の事業の根幹には「社会課題の解決」というテーマが横たわっている。オムロンがなぜToritossのようなロボットを手がけているのかも、当然ながらこの社会課題の解決がある。 Toritossのプロジェクトをリードする同社の澤村一輝氏は、「解決したい社会課題は人手不足。特に人材の足りていない