地中海性気候や半乾燥気候に属する地域では、風化侵食作用で岩石内部の物質が除去されることによって、岩石の表面に円形や楕円形の無数の穴があく。これは「タフォニ - tafoni」と呼ばれる微地形で、花崗岩類のような結晶質岩によく発達するそうだ。 無数にボコボコと穴の開いたその様は、まるでj巨大な蓮のような、蜂の巣のような、ゾクっとくる奇妙さなんだけど吸い込まれていきそうな不思議な魅力を持っている。特に有名なのが地中海のコルシカ島で、タフォニという名前の由来は、コルシカ島で住民たちが、日常用いられている穴の呼び名「タフォニ」から来たという。