【シドニー(オーストラリア)21日】アギーレジャパンで唯一全9試合に先発しているDF森重真人(27=東京)に暗雲が漂った。前日20日の1次リーグD組最終戦のヨルダン戦で顔面を強打。脳振とうのような症状もあり、別メニューで調整し、ランニングも控えた。明日23日のアラブ首長国連邦(UAE)との準々決勝の出場を回避する可能性が出てきた。日本代表はメルボルンから準々決勝が行われるシドニーへ移動し、練習した。 1度は走り始めたが、すぐにうつむき足を止めた。森重は、練習場を半周ほどしたところでランニングをやめ、ストレッチ用のマットに寝そべった。ヨルダン戦に出場した主力組がランニングをする中、1人別メニュー。取材ゾーンでも下を向いたまま、呼び止める声に応じずにバスへ乗り込んだ。シドニー郊外の練習場に到着した際も、複数の選手につらそうな表情をしながら説明。不屈の闘志を見せ、ヨルダン戦でフル出場した代償は大