ブックマーク / blog.livedoor.jp/pyridoxal_phosphate (6)

  • 米国の研究費配分の考え方 : 一研究者・教育者の意見

    前回の記載の通り、NIGMS(National Institute of General Medical Science)のディレクターであるJon R. Lorsch氏がMol. Biol. Cell誌に投稿した“Maximizing the return on taxpayers' investments in fundamental biomedical research”について紹介したい。まずLorsch氏の紹介から。 NIGMSによって公開されているLorsch氏の経歴によると(http://www.nigms.nih.gov/about/director/Pages/default.aspx)、氏は1990年にスワースモア大学を卒業し、その後、1995年にハーバード大学でノーベル賞を授賞したJack W. Szostak氏の下で博士号を取得後、スタンフォード大学でポスドクを経

    米国の研究費配分の考え方 : 一研究者・教育者の意見
    RocRoc36
    RocRoc36 2015/05/10
    俺はアメリカ的やり方のほうがいいと思うけど、アメリカのやり方を日本は絶対に真似してはいけないと強く思う。前提となる文化や価値観が違いすぎる。
  • 小保方さんの「捏造」には悪意があったのだろうか?そして、理研は国民を欺いているのではないかという疑念 : 一研究者・教育者の意見

    予想どおり、小保方さんの不服申し立ては、理研の調査委員会によって却下され、これで小保方さんの研究不正認定は確定した。懲戒委員会が設置されたとのことで、通常だと1ヶ月程度で処分が下されることになるらしい。理研の規程では、「研究不正」に対しては原則、諭旨退職か懲戒免職とのこと。 調査委員会の結論が出される直前に、弁護士によって小保方さんの実験ノートの一部が公開された。多くの研究者(おそらく研究者でなくても)の感想は「ずさん」という一語につきるだろう。九大の中山敬一教授は「落書きレベル」と言ったらしい。このノートの開示は「小保方さんに裏目に出た」と、ほとんどの人が思っているだろう。しかしながら、私はこのノートを見て別のことを考えてしまった。 もし小保方さんに、「こんなずさんな記録しかとれない私が、間違えずに図を作成できると思いますか?」と問われれば、私は「無理です」と答えてしまうだろう。そう思わ

    小保方さんの「捏造」には悪意があったのだろうか?そして、理研は国民を欺いているのではないかという疑念 : 一研究者・教育者の意見
    RocRoc36
    RocRoc36 2014/05/11
    理研を潰すというより解体したほうがいいな。たしかに。
  • 柳田充弘先生に望む事 : 一研究者・教育者の意見

    小保方騒動は未だ衰えを見せず、調査委員長である石井上席研究員は、自身の論文における画像加工の事実発覚によって辞任、論文画像に不自然な点があるとネット上で指摘を受けた京都大学の山中伸弥教授は説明の記者会見と、関連ニュースは続々と続いている。一方、ネット上では、11jigen氏、「世界変動展望」著者などのブロガー、ジャーナリスト、国内や海外で活躍している研究者が活発に意見を述べている。その多くは批判的であるが、例外の代表者は中部大学の武田邦彦教授であり、「発見や学問の進歩があれば、論文におけるコピペなどはまったく問題ない」と独自の理論を展開している。 私の興味を引いたのは、京都大学名誉教授・沖縄科学技術大学院大学教授である柳田充弘氏が、ツイッターやブログで小保方さんを擁護するような発言をしていることである。柳田教授は、研究面では日のトップの分子生物学者だった方であり、歯に衣を着せぬ発言で知ら

    柳田充弘先生に望む事 : 一研究者・教育者の意見
    RocRoc36
    RocRoc36 2014/04/30
    小保方が柳田研にいってたらどうなったかね?たぶんそうそうに切り捨てられたと思うけどね。なんだかんだいって御大も人を信じるところからはじめる人なんだ。
  • 「選択と集中」の行き先 : 一研究者・教育者の意見

    前回、「「選択と集中」による研究費の「行き先」について述べる」と書いたが、その前にもう一つ文科省科研費の問題点について言及しておきたい。 科学と言っても分野は広く、研究にかかる費用は異なっている。例えば、有機化学では「試薬1 Lいくら」というレベルの話であるが、バイオでは「試薬10μLいくら」である。それにもかかわらず、分野による研究費に差はない。米国においては、化学系はNSF(National Science Foundation)、バイオ系はそのほとんどがNIH(National Institute of Health)であり、研究費はNIHの方が多い。 しかしながら、差があると言っても、自然科学内ではそれほど大きな問題ではないが、問題は人文学や社会科学と自然科学の助成額に差がないことである。人文学や社会科学で研究費を使うとすれば、現地調査のための出張費、アンケート調査やデータ整理に必

    「選択と集中」の行き先 : 一研究者・教育者の意見
    RocRoc36
    RocRoc36 2014/04/30
    人文系の科研費はたくさん与えたほうがいい。出来る人にはたくさん与えよう。科研費とってない人文系エセ研究者の給与を減らすのがよい。
  • 日本の異常な研究費助成制度 : 一研究者・教育者の意見

    報道によると、小保方さんが理研から支給される研究費は年間2,000万円で、その内訳は研究消耗品が1,000万円、技術員などの人件費に1,000万円とのことである。ただし、これは理研から支給される額であり、それ以外に公的機関や助成財団に応募して研究費を獲得することも可能である。 昨日、「我が国の異常な研究費配分制度」について言及したが、ここでは日の研究費の助成状況について詳しく述べてみたい。 大学研究者の多くが応募する研究費は、文科省およびその所轄の独立行政法人である日学術振興会(JSPS)から配分される「科学研究費補助金」いわゆる「科研費」である。科研費は、大型予算である「特別推進研究」と「基盤研究S」、通常の研究者が応募する「基盤研究A、B、C」、基盤研究の若手版(39歳以下)の「若手研究A、B」、挑戦的萠芽研究などがある。また、これらとは別のシステム(基盤研究等と重複で応募できる)

    日本の異常な研究費助成制度 : 一研究者・教育者の意見
    RocRoc36
    RocRoc36 2014/04/30
    カナダのレポートも面白いですよ>http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0065263。このレポートでは"the impact of researchers who received increases in funding did not predictably increase."といっている。
  • 小保方騒動から見えてくる日本の高等教育 : 一研究者・教育者の意見

    小保方晴子さんのSTAP論文騒動については、世間では彼女の擁護派と批判派が拮抗しているようである。Yahoo意識調査(4月19日現在)によると、約半分の人が彼女の会見について「納得できなかった」、3割が「納得した」、残りが「内容がわからない」あるいは「見ていない」という結果である。週刊誌には、「小保方晴子というリトマス紙」などという見出しも出ていたが、言い得て妙で、彼女に対する考え方は、その人が「他の人をどのように見るか」を極めてよく反映している。小保方さん個人への感想はさておき、今回の小保方騒動は、我が国の高等教育、研究制度などの問題点を見るのに極めてよい鏡であるように思える。これは私のブログの最初の記事であるが、今回は彼女を通して見えてくる我が国の「高等教育の問題点」について論じてみたい。 ウィキペデイアによると、小保方さんは1983年の生まれであり、公立中学・私立高校を卒業後、200

    小保方騒動から見えてくる日本の高等教育 : 一研究者・教育者の意見
    RocRoc36
    RocRoc36 2014/04/30
    丁寧な意見。だから文科省が小保方を擁護してるように見えるのか。文科省のご意向に沿う理研。理研のご意向に沿う笹井・丹羽。そんな図式が透けて見えるんだよな。
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